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Jul.062026

どっぷりハマった、浅田次郎 天切り松 闇がたり!

浅田次郎と言えば、直木賞受賞の「鉄道屋」や終戦直前の日ソ攻防を描いた「終わらざる夏」など、ベストセラーがありますが、この「天切り松闇がたり」もシリーズ150万部を突破した隠れたベストセラー!

知人に紹介され、どっぷりハマってしまいました。今回は3読目。

江戸末期から大正時代に繰り広げられた江戸の安吉親分率いる盗人一味の義理と人情と心意気の物語。 
           
「盗みは小手先でするもんじゃござんせん。心意気で盗るもんだと、手前どもの親分はいつも言っております」

「曲げちゃならねてめえの道てえのは、盗っ人にせえ、大臣にせえ、たとえ千金積まれたって売り買いできるもんじゃねえ」   

「職人てえのはめったに口もきかねえが、こうして置くべきところに置きゃぁ、仕事っぷりが物を言うもんでござんす。仁清にせえ、誰にせえ、名人てえのぁ、そういうもんでござんしょう」

「なるほど。それはいかにも安吉親分らしい。あの人は他人に情けをかけても、けっして恩はきせない。人を好いても、すかれようとはしない。義というものを知っている。あれは、男の中の男だ」

「辛抱だよ、松。辛抱するんだ。おまえよりも私のほうがずっと悲しい。私より銀次親分のほうが、もっと苦しいんだ。自分よりも気の毒な人間のいるうちは、辛抱をしなけりゃいけない。上を見ずに、下を見て歩け。自分よりかわいそうな人間だけを、しっかりと見つめながら歩くんだよ」

義理と人情と心意気。思いがあってもなかなかできない生き様。

今どき、理解されないかもしれないけど、やっぱりこういう生き方に憧れます。

好みの違いはあると思いますが、超オススメです。